こんにちは、私は認知症看護認定看護師の山田麻以です。
私は、認知症にとても興味がありました。なぜなら、私の祖父・祖母が認知症で、自分が中学生のころには孫である私を認識してもらいにくくなっていたという体験があったからです。看護師になってから、入院している認知症の患者さんの多くは、認知症による記憶障害で自分が入院していることも忘れていて、家族を探し家に帰りたくなるなど多くの不安を抱えて過ごしていることを知りました。でも、看護師の対応一つで穏やかな時間が過ごせるようになることを感じ、認知症看護は「看護の力」の見せどころだと感じる場面を多く経験しました。
そんなことを考えているとき、当時の看護師長さんから「認知症看護認定看護師になるための勉強をしてみないか」と声をかけていただいたのが、認定看護師を目指したきっかけです。あれから数か月後、認知症看護認定看護師教育課程の半年間の研修を経て、認定看護師となりました。
認定看護師には、【実践】【指導】【相談】の役割があります。【実践】は、病院内の認知症患者さんの看護実践を実際に行い、実践モデルになるよう日々自分自身の看護実践能力を磨くことです。【相談】は、病棟を超えて、院内の認知症患者さんの相談を受け、病棟の看護師とともに患者さんの不安の原因を探り、適切なケアについて検討することです。【指導】は、院内研修会や勉強会の実施や、日々の看護でケアの方向性を示すなどです。
私の実際の具体的な活動を紹介します。日々の看護の中で役割モデルとなる【実践】はもちろん、月1回開催される『認知症看護委員会』で認知症看護の事例検討会や勉強会で【指導】の役割を担っており、勉強会に参加した委員が部署の看護に還元することで、認知症看護の質向上を目指しています。また、【相談】の役割として、認知症ケアチームに所属し多職種チーム活動で医師・薬剤師・社会福祉士・作業療法士とともに、認知症の患者さんのケアについて毎週のカンファレンスで検討しています。
認定看護師として、日々実践を重ねていく中で、私も失敗することや悩むことも多いです。しかし、先輩看護師や後輩たち、多職種の方から学ぶこともとても多いです。認定看護師は、そういったチーム医療が必要不可欠で、人間的にも成長できます。
大変なことも多いですが、とてもやりがいのある仕事だと感じています。
皆さんは、現在すでに目指すところが決まっている方もおられるでしょうし、まだ追求していきたいものが明確になっていない方も多いと思います。日々、看護実践を重ねる中で、新たに見えてくるものもあると思います。
県立広島病院は、新人研修も充実しており、しっかりとキャリアアップできる病院です。日々看護を追求し続けることができます。看護の力は無限大!皆さんと一緒に看護ができる日を楽しみにしております。
PAGE TOP