職員提案制度 Employee Proposal System
職員提案制度
当院では、医療の質の向上、医療安全の向上、患者サービスの向上、職員の負担軽減、経営改善に繋がる身近な事案の改善を図るために、職員からの業務改善提案制度を設けています。
- 待ち時間の短縮、患者アメニティの向上など、患者サービスの向上に繋がる内容
- 委託内容や診療材料・薬品の管理方法の見直しなど、コスト削減に繋がる内容
- 無駄な作業の取りやめ、作業や書類作成の簡略化など、職員の負担軽減に繋がる内容 など
年間数十件の提案があり、提案内容については、改善推進委員会で審査し対応方針を決定しています。
特に有益な提案をした提案者に対しては、毎年、病院から表彰することとしています。
提案事例
| 年度 | 項目 | 概要 | 改善状況 |
|---|---|---|---|
| H29 | 創傷被覆材の一括管理による不良在庫の削減 | 院内の各部署における創傷被覆材の在庫管理を中央管理1箇所にまとめることで、不良在庫を無くす。 | 採用品目の絞り込み、在庫の中央管理、枚数単位での定数化、物品の切替えにより、年間約145万円の節減効果。 |
| H29 | がん疑い読影後のリマインドメール | 読影医が、画像診断で新規に、がん疑い病変、要注意病変を見つけた場合は、主治医と責任部署あてに、適切な対応が取られたかどうかを確認するためのリマインドメールを送る。 | 放射線レポートシステムに読影所見等を入力し保存する際に、「重要事項通知」のチェックボックスにチェックを付けると、オーダーした医師に自動的にメールが送付される。 |
| H30 | 手術の糸の変更 | 手術室で使用しているモノクリル吸収糸はPDSから、ほとんど同じ材質であるモノスティンガーに変更する。 | モノスティンガーへの変更が決定。(年間30万円相当の経費節減効果) |
| H30 | 点滴セットの検討 | 短時間で終了する検査(気管支鏡検査、内視鏡検査など)に使用している点滴のセットを変更し、統一する。 | 看護部・医療安全管理部で取り組み、輸液ライン物品を標準化。 |
| R1 | CTの定期点検 | 平日に行われているCTの定期点検を土曜日に実施する。 | 定期点検を土曜日に変更することで、患者さんのサービス向上に繋がり、収益増(280,000円)が検査1回当たりの費用増(165,000円)を上回る。 |
| R1 | CD-Rのケースについて | 他病院に紹介する際に患者へ渡すCD-Rを収納するケースをプラスチックから不織布に見直す。 | 1枚当たり、25.8円から6.5円程度に改善。年間約10万円の節減。 |
| R2 | CSセットオムツプランのプラン変更とオムツ管理方法の院内統一 | オムツセットプランを現状にあったプランに変更する。また、オムツ管理方法をスリム化、院内統一し、オムツの適正使用を看護者に教育する。 | オムツゴミの削減、看護業務の効率化に繋がり、患者さんの不快感が軽減された。 |
| R3 | エタノール80%除菌クロス製品の変更 | 新型コロナウイルス感染防止のため、清拭に用いる除菌クロスを、同等の品質で、より安価な製品に変更する。 | 1枚当たり12円から4.6円に改善。少なくとも、MRI、CTの2部門において年間26万円の節減。 |
| R4 | 夜間・休日の電話対応 | 自動音声サービスを導入し、入電内容に応じて対応者を振り分ける。 | 自動音声サービスの導入によって、効率的かつ円滑な救急対応を実現。 |
| R4 | 電子カルテのライブラリ項目整理 | ライブラリのツリー階層を分かりやすく作り直す。マニュアル類の分散配置で、情報のアップデートをするとともに、申請・提出用紙を集約する。 | 必要な情報が、常に最新の状態で容易にアクセスできるようになり、医療安全の確保や、医療の質向上、患者サービスの向上に貢献。 |
| R5 | マンモグラフィーの撮影待ち時間が分かる掲示の工夫 | 紙ベースで番号札を作り、撮影中の番号を撮影室扉に掲示。患者さんは事前説明資料の番号と照合し、医師は申し送り票、掲示していた札を手元で管理する。 | 誰もが現在の待ち状況を把握することができ、医師も進行状況を管理できる仕組みを1,000円強で実現。 |
| R5 | 県立広島病院公認の名刺作成 | 病院公認の名刺デザインを複数設定して、フォーマットを院内で共有する。 | ブランドイメージを持つ公認の名刺デザインで、職員各々が取り込んで使用できる仕組みを実現。 |
| R6 | ストーマケアに係るカンファレンス記録の標準化と質の向上 | カンファレンス用情報収集マニュアルを作成、用語等を統一し、分かりやすく簡潔な記録にした。 | 電子カルテのダッシュボードを活用して、ストーマケアカンファレンス用のタブを新たに作成し、1画面上でカンファレンスに必要な情報を閲覧できるようにした。 |
| R6 | 口腔内アセスメントOHAT-Jの院内導入について | 入院患者に係る口腔アセスメントを標準化するため、歯科衛生士を中心として、OHAT-Jに関する説明会を病棟ごとに実施、病棟の口腔ケアをバックアップするため、効果的な用品類をSPD要求品目に加えるといった取組みを継続的に実施。 | OHAT-Jの導入により、ケアの均質化のみならず、専門職が適切な段階で介入することで、病棟の負担軽減や、効果的な歯科的処置が見込まれる。 |