整形外科
診療科紹介
診療科の概要や治療方針
整形外科は、運動器の疾患を扱う診療科です。身体の芯になる骨・関節などの骨格系と、それを取り囲む筋肉やそれらを支配する神経系からなる「運動器」の機能的改善を重要視して治療する外科で、背骨と骨盤というからだの土台骨と、四肢を主な治療対象にしています。
対象疾患(対象とする疾患や症状)
骨や筋肉、脂肪などの組織にできた良性・悪性の腫瘍 など
首から腰までの背骨(脊椎)や、その中を通る神経(脊髄)の疾患 など
変形性関節症や靱帯・半月板の損傷など、膝関節の疾患や外傷 など
腱板断裂、脱臼、変形性肩関節症など、肩関節の病気や怪我 など
骨折、脱臼、靭帯損傷 など
診療内容
骨・軟部腫瘍
当科では平成15年より骨軟部腫瘍専門医が継続して在籍しており、多くの骨・軟部腫瘍に対する治療を行ってきました。一般の施設では治療が困難な悪性骨・軟部腫瘍(肉腫)やがんの転移性腫瘍に対して専門的な診断・治療を行っています。
脊椎・脊髄外科
当院では脊椎脊髄指導医により頚椎や腰椎などの疾患に対し、痛みが主であれば内服、ブロックでの治療を行います。麻痺がある場合や症状が改善しない場合には、可及的に固定術を使用せず手術用顕微鏡を使用した低侵襲な手術を選択します。
膝関節(膝関節鏡視下手術と人工膝関節外科)
膝の靭帯損傷(前・後十字靭帯や側副靭帯損傷)や半月板損傷に対し、関節鏡を用いた靭帯再建術や半月板修復・切除術などを行っています。また、膝の障害が高度な変形性膝関節症や関節リウマチに対して、人工膝関節置換術を行っています。
肩関節(関節外科・鏡視下手術)
肩関節周囲症状に対して幅広く取り組んでいます。特に低侵襲手術を全国の中でも早くから取り入れ、腱板損傷や反復性脱臼、関節唇損傷に対して関節鏡を用いた低侵襲手術を行っています。
理学所見やレントゲン、超音波、MRIなどを用い診断を行い、まずは保存的治療(手術を行わない治療)を行います。保存的治療では生活動作の見直し、自宅エクササイズの指導、リハビリテーション(当院での通院リハビリはできないので、お近くの病院を紹介します)、内服や外用剤の処方、注射、麻酔下処置などを行います。
多くの場合は保存的治療で改善しますが、改善困難な場合や患者さんの背景、希望などに応じて手術的治療を行います。手術は腱板損傷や反復性肩関節脱臼、関節唇損傷に対して関節鏡を用いた低侵襲手術から、変形性肩関節症や修復不能な腱板損傷に対して人工肩関節置換術などを行います。疾患や患者さんにとって最良の治療を行うよう心がけています。
外傷外科
当院は救命救急センターを備え、県内外から多くの重症外傷患者さんを受け入れています。一般的な四肢骨折はもちろん、骨盤骨折や脊椎・脊髄外傷、関節内骨折など高度な技術を要する治療にも、救急科や各診療科の医師と連携して対応しています。
近年増加している大腿骨近位部骨折については、麻酔科や手術室と協力して48時間以内の早期手術を目指し、また、骨折リエゾンサービス(FLS)活動を通じて続発性骨折の予防にも力を入れています。術後はリハビリテーション科、病棟スタッフ、ソーシャルワーカーがチームとなり、患者さん一人ひとりに合わせた計画を立て、さらに地域の病院とも連携して地域連携パスを作成・運用し、当院退院後も安心して治療を続けられる体制を整えています。
当院の特徴的な医療(当院医師の専門分野、得意とする分野)
- 当院の整形外科では、患者さんの意思を尊重し、保存的治療(手術を行わない治療)に積極的に取り組んでいます。また、低侵襲手術を全国の中でも早くから取り入れ、腱板損傷や反復性脱臼、関節唇損傷に対して関節鏡を用いた低侵襲手術を行っています。
- 一般的な四肢骨折のみならず、骨盤骨折や脊椎・脊髄外傷、関節内骨折など高度な技術を要する治療にも、救急科や各診療科の医師と連携して対応することが可能です。
スタッフ紹介

松尾 俊宏
(兼)形成外科主任部長

西田 幸司
脊椎・脊髄外科
日本整形外科学会認定脊椎・脊髄病医
日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医

好川 真弘
足の外科
整形外科一般

松下 亮介
肩関節鏡視下手術
整形外科一般

札場 淳代

安岐 智史

梶本 恭輔
実績紹介
当科の初診患者数は毎年1,000例を超え2024年は1,447例でした。手術件数は2021年:939例、2022年:1,137例、2023年:1,123例、2024年:1,132例で、慢性疾患の専門的な治療や一般的な外傷、多発外傷など高度重症外傷の治療を行っています。
教育・研修活動、認定施設
当院は日本整形外科学会認定研修施設、基幹災害拠点病院、地域がん診療連携拠点病院などに認定されており、整形外科や外傷外科を志す医師の教育に尽力しています。日本整形外科学会をはじめとし、骨軟部腫瘍学会、脊椎外科学会、スポーツ整形外科学会、骨折治療学会など多くの専門学会・研究会に積極的に演題発表を行っています。
外来診療担当医表
予約のない方 8:30~11:15
整形外科・形成外科
* 紹介枠がある外来
| 受付 | 診療室 | 区分 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| B | 25 | 午前 | 松尾* | 手術 | 担当医 | 手術 | 松尾* |
| 午後 | |||||||
| 26 | 午前 | 佐伯 | 青木【形成】 | 好川* | 青木【形成】 | 好川* | |
| 午後 | |||||||
| 27 | 午前 | 松下* | 新保*【形成】 | 松下* | 新保*【形成】 | 担当医 | |
| 午後 | |||||||
| 28 | 午前 | 担当医 | 手術 | 西田* | 西田* | ||
| 午後 | |||||||
| 29 | 午前 | 札場 | 手術 | 梶本 | 手術 | 安岐 | |
| 午後 |