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呼吸器センター

センターの特色
診療実績

センターの特色

概要

肺がんをはじめとする難治性疾患の症例数は急速に増加しておりますが、近年では画像診断・分子病理診断・抗がん剤治療・放射線治療・手術治療などの高度な医療の進歩によって治療成績が大きく向上してきました。当院の『呼吸器センター』では、高度な医療を提供する体制を整え、診断や治療に取り組んでいます。

チーム医療の実践

主に西病棟6階で、総合的に入院患者さんの診断・治療を行っております。各専門スタッフが一丸となって最先端の呼吸器疾患に対する診療を提供し、患者さんの状況に応じて専門チームがサポートします。また、免疫チェックポイント阻害剤を適正に使用し、多様な副作用に対応するために院内連携を強化しております。集学的治療が必要な肺がん症例は、他の診療科と連携することにより、当院で治療を完結できることも特徴です。

治療待ち時間の短縮

1週間に約60症例の病診連携枠を確保しておりますので、予約受付〜初診日までの目安期間は3日以内です。難治性呼吸器疾患の診療においては、迅速な診断・治療が重要です。当センターでは治療待ちの期間はできる限り短縮するように心がけております。

治療/検査内容待ち時間
気管支鏡検査1週間以内
CT下生検1週間以内
化学療法診断確定後
放射線療法1週間以内
放射線化学療法診断確定後2週間以内
手術診断確定後2週間以内
抗線維化薬診断確定後3日以内
ステロイド治療
生物学的製剤

各領域の専門家の連携による治療方針の決定

集学的治療が必要な症例の診断や治療の方針決定に関しては、各領域の専門家が参加する呼吸器センターの検討会で相談し決定しています。

ひとりひとりの患者さんの診断や治療に複数の診療科に所属する専門医が様々な視点で関わっているために、主治医の意見だけではなく、客観的で偏りのない治療ができます。

迅速かつ精密な病理診断・分子病理診断

肺がんの確定診断等には気管支鏡検査・CTガイド下生検・リンパ節生検・外科的生検などから、迅速かつ精密な病理診断・分子病理診断を行うために個々の症例に最も適した検査方法を、臨床研究検査科と連携して施行しております。

臨床試験・臨床治験

難治性疾患に関する様々な研究グループの臨床試験に積極的に参加することによって、最先端の治療を行い、難治性呼吸器疾患の治療成績を向上させることを心がけています。

過去3年間の実績では、28件の臨床試験・臨床治験(10件の国際臨床治験)を行っております。

主な対象疾患

難治性疾患に関する様々な研究グループの臨床試験に積極的に参加することによって、最先端の治療を行い、難治性呼吸器疾患の治療成績を向上させることを心がけています。

過去3年間の実績では、28件の臨床試験・臨床治験(10件の国際臨床治験)を行っております。

疾患名内容
肺がん非小細胞肺がん、小細胞肺がん など
間質性肺炎特発性間質性肺炎、膠原病関連肺疾患 など
慢性閉塞性肺疾患COPD など
自然気胸特発性気胸、続発性気胸 など
気管支喘息難治性喘息 など
肺炎下気道呼吸器感染症 など
膠原病関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎・多発性筋炎、強皮症、シェーグレン症候群、混合性結合組織病、血管炎 など

主な診療内容

肺がん

外科療法

胸腔鏡下手術による低侵襲手術を導入しており、手術創も約6~8cmと小さいため早期回復が期待できます。術前に肺機能検査で術後の肺機能を予測した後、手術に耐えられるかどうかを判定して切除範囲(術式)を決定します。肺がんの標準的な術式である肺葉切除十リンパ節郭清術の場合は、手術時間は2時間前後で輸血はしないことがほとんどです。術後7~10日間で退院できることを目標にしており、平均入院期間は約11日となっています。

集学的治療

集学的治療が必要な症例では、呼吸器内科、呼吸器外科、放射線科、病理診断科、臨床研究検査科などが連携し、個々の患者さんに最適な治療方針を決定しています。

間質性肺炎

特発性間質性肺炎に対しては、抗線維化薬(ニンテタニブ、ピルフェニドンなど)を使用した治療を行っております。膠原病関連肺疾患には、リウマチ科と連携して、ステロイド、免疫抑制剤、生物学的製剤、分子標的薬などの薬剤を使用した最適な治療を行っており、さらに整形外科、皮膚科、内分泌・腎臓内科と連携して複雑な全身性病態に対処しています。

慢性閉塞性肺疾患

COPDに対しては新規の薬剤の臨床試験に積極的に参加することによって、COPDの治療成績を向上させることを心がけております。

自然気胸

自然気胸は肺囊胞(ブラ、ブレブ)が破れておきる特発性(20歳前後に多い)と慢性閉塞性肺疾患や間質性肺炎などが原因となる続発性(比較的高齢者に多い)があります。肺の虚脱が軽度、すなわち虚脱した肺の頂上(肺尖部)が鎖骨の上にある場合は安静により経過をみますが、それより肺の虚脱が高度であれば胸腔ドレーンを挿入して持続脱気を行います。それでも改善しない場合や再発を繰り返す場合には手術となります。手術は胸腔鏡下手術で空気の漏れのある部位(肺囊胞)を切除しますが、約1~2cm程度の3箇所の小さい創からのアプローチでできることがほとんどです。また当科は生体適合性のある被覆シートで肺切除部位を補強することで再発率を下げる工夫をしています。術後3~5日で退院が可能となります。

気管支喘息

吸入ステロイド療法の普及により大部分の気管支喘息患者は気管支喘息発作の予防が可能となり、入院患者は激減しており、当院通院患者の喘息死も過去10年以上に渡って皆無です。難治性喘息に対しては抗体薬(オマリズマブ、メボリズマブ)を使用した治療を行うことによって、気管支喘息のプレシジョンメディシンをすすめることを心がけております。また、新規の薬剤の臨床試験に積極的に参加することによって、気管支喘息治療成績を向上させることを心がけております。呼吸器内科の入院症例は呼吸困難などの救急入院が多いために、内科当直医師や救急科医師と連携し、24時間対応で救急診療体制を整えています。重症の呼吸不全や感染症は救急科と協力し、集中治療室においてより高度な診断や呼吸管理を行っています。

肺炎

下気道呼吸器感染症では、グラム染色やLoop-mediated isothermal amplification(LAMP)法を用いた迅速診断を用いることによって、より正確な原因微生物診断に基づいた適正な治療を行っています。肺炎の予防にも積極的に取り組んでおり、13価結合型肺炎球菌ワクチン(PCV13)と23価肺炎球菌英膜多糖体型肺炎球菌ワクチン(PPSV23)の連続接種も行っております。

膠原病

対象疾患は関節リウマチ、膠原病(全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎・多発性筋炎、強皮症、シェーグレン症候群、混合性結合組織病、血管炎)、間質性肺炎(リウマチ肺・膠原病肺)、膠原病性肺高血圧症など多岐にわたります。難治性のリウマチ・膠原病に対して豊富な経験に基づく正確な早期診断と副腎皮質ホルモン・免疫抑制剤・抗TNFα抗体などの生物学的製剤・JAK阻害薬、さらにはエンドセリン受容体拮抗薬・PDE5阻害薬などを含む最新の薬物を使用した最適な治療を行い、特に呼吸器内科と共に整形外科・皮膚科・腎臓内科などと連携して複雑な全身性病態や合併症に対処しています。

診療実績

過去3年間の実績では、28件の臨床試験・臨床治験(10件の国際臨床治験)を行っております。

臨床試験・臨床治験実績

 難治性疾患に関する様々な研究グループの臨床試験に積極的に参加することによって、最先端の治療を行い、難治性呼吸器疾患の治療成績を向上させることを心がけています。

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