専門医紹介 Specialist referrals

児玉 美千世
臨床腫瘍科
部長
希少がん(胸腺がん,胸膜・腹膜中皮腫,小腸がん,肛門管がん,尿膜管がん,腹膜がん,GIST,神経内分泌腫瘍,神経内分泌がん,胚細胞腫瘍,悪性骨・軟部肉腫,原発不明がん 等)
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日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医
日本臨床腫瘍学会指導医
日本内科学会総合内科専門医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本消化管学会専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
がんの薬物療法
1999年に広島大学を卒業し、広島大学病院と広島市民病院における内科の初期研修終了後、県立広島病院や広島大学病院で消化管の内視鏡診療を中心とした消化器疾患の診療を行っておりました。2005年から、広島大学大学院で分子標的治療に関わる基礎研究を行ったことを契機に、がんの薬物療法に臨床でも深く関わりたいと考え、2012年に日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医を取得し、前任地である済生会広島病院では、消化器がん(食道がん、胃がん、大腸がん、肝臓がん、膵臓がん、胆道がん)を中心に、肺がん、悪性リンパ腫など多臓器のがん治療に携わってまいりました。
がんの薬物療法(抗がん剤治療)は近年、目覚ましい発展を遂げています。肺がんでは他の領域に先駆けて、イレッサやアバスチン、オプジーボといった、ニュースでもよく見かける薬を数多く治療で使えるようになりました。消化器がんでは、まずは大腸がんで薬物療法が進歩し、StageⅣの進行した状態では積極的な治療はほどんど行えなかった時代から比べると、何倍も寿命を延ばせるようになりました。消化器がんの他の領域では分子標的治療薬による治療がなかなか成功しない時期が続いたのですが、最近になって使える薬が徐々に増え、いくつか例を挙げると、2017年に胃がんで、2020年には食道がんでもオプジーボも使えるようになりました。2020年には肝臓がんの領域でもアバスチンとテセントリク(オプジーボと同様の免疫チェックポイント阻害剤)の併用療法が承認され、大きく前進しました。
「患者さんやご家族に寄り添い、エビデンス(根拠)に基づいた確かな医療を提供する」ことをモットーにしており、県立広島病院では、肝臓がん、胆道がん、膵臓がんを中心にがんの診療を続けさせていただきます。
今、この瞬間も世界中で沢山の臨床試験が行われており、臨床試験の結果に基づいて新しい治療が開発されています。少しでも治療効果が高く副作用が軽い、より良い治療を提供できるよう、臨床試験にも積極的に参加していきたいと考えています。