専門医紹介 Specialist referrals

平位 知久
耳鼻咽喉科
頭頚部外科
主任部長
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日本耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会専門医
日本耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会代議員
日本鼻科学会鼻科手術暫定指導医
日本鼻科学会代議員
日本耳鼻咽喉科学会専門研修指導医
臨床研修医養成講習会修了
広島大学医学部臨床教授
第76回耳鼻咽喉科臨床学会 学会賞受賞
鼻中隔弯曲症・アレルギー性鼻炎/慢性副鼻腔炎など
鼻中隔弯曲症・アレルギー性鼻炎
鼻中隔弯曲症に対しては、鼻中隔矯正術を行っています。必要に応じて粘膜下下鼻甲介切除術と後鼻神経切断術を併施しています。鼻中隔弯曲症による鼻閉で悩んでいる方の一部では、鼻腔前方まで鼻中隔が弯曲している場合があります。この場合、一般的に行われているKillian法という術式では治せません。当科ではHemitransfixion法という方法を用いて、前方の部分を含めた弯曲を矯正することで、良好な手術成績をあげています。また、アレルギー性鼻炎重症例に対しては、後鼻神経切断術を行っています。当科での後鼻神経切断術は、一般的に行われている蝶口蓋孔付近よりも末梢で神経が枝分かれした箇所を選択的に処理する方法であり、術後出血のリスクは低く、安全な術式です。全身麻酔下の手術で3〜5日間の入院が必要です。翌朝、鼻内のパッキング(詰め物)を除去します。パッキングはエピスタキシス(粘膜に対する刺激が少ない素材)を使用しており、抜去時の疼痛は軽度です。
慢性副鼻腔炎など
慢性副鼻腔炎に対しては、内視鏡手術により副鼻腔の開放と清掃を行っています。当科では、粘膜下下鼻甲介骨部分切除という方法により、開放した副鼻腔の換気状態が十分に保たれため、良好な手術成績をあげています。好酸球性副鼻腔炎等の重症副鼻腔炎に対してはナビゲーションを使用してより確実な副鼻腔の開放を目指しています。真菌症に対してはハイドロクレンズ®(シャワー状の洗浄器械)を用いて清掃を行っています。また、以前は鼻腔内からのアプローチだけでは困難なとされてきた前頭洞病変、上顎洞病変、眼窩底骨折などに対しても、可能なかぎり、鼻腔内からのアプローチによる手術を行っています。全身麻酔下の手術で3~5日間の入院が必要です。パッキングは止血、抗菌および創傷治癒促進効果がある特殊な綿を使っています。以前はパッキングの抜去に苦痛を伴っていましたが、綿は抜去せずに退院となるため、苦痛が大幅に軽減されています。なお、綿の大部分は鼻洗浄等で徐々に排出されますが、残った場合は1~2週間後に除去します。