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専門医紹介 Specialist referrals

石川 暢久

石川 暢久

呼吸器内科

副院長
主任部長
(兼)呼吸器センター長
(兼)患者総合支援センター長

専門領域
肺がん・間質性肺炎
慢性閉塞性肺疾患
難治性喘息
認定資格等
    日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医
    日本内科学会内科救急(JMECC)インストラクター
    日本呼吸器学会専門医・指導医
    日本呼吸器内視鏡学会専門医・指導医
    日本がん治療認定医機構がん治療認定医・暫定教育医
    インフェクションコントロールドクター
    広島大学医学部臨床教授
    臨床研修指導医養成講習会修了
    The Best Doctors in Japan 2018-2019、2020-2021、2022-2023
呼吸器内科ページへ

肺がんの診断と治療

わが国における死亡原因の第1位は悪性腫瘍ですが、肺がんは日本人の悪性腫瘍による死亡原因の男性の第1位、女性の第2位であるように治療に難渋する悪性腫瘍の一つです。喫煙対策が進んだ今日においても、肺がん罹患率の増加傾向を認めますが、日本人の長寿高齢化が原因のひとつと考えられます。当院でも肺がん症例、特に慢性閉塞性肺疾患や間質性肺炎などの長寿高齢化と喫煙に関連する呼吸器疾患を合併した高齢者の肺がん症例が、近年では急激に増加しております。

咳、呼吸困難、体重減少、痰、血痰、胸の痛みなどの呼吸器症状が持続する場合には肺がんが疑われますが、これらの症状は肺がんに特有な症状ではありません。また、肺がんは進行した病期の症例でもこれらの症状がほとんどない場合が多く、検診などの胸部単純X線検査やCT検査で偶然発見されることもあります。

肺がんの確定診断のためには、喀痰細胞診、胸水細胞診、気管支鏡検査、CTガイド下肺生検などの検査を行って肺がんの細胞や組織を採取します。さらに、他の臓器への遠隔転移の有無を調べるために、頭部MRI検査、胸腹部CT、FDG-PET検査を行います。

肺がんの症例の半数以上はすでに診断時にはⅢB期、Ⅳ期の進行がんであり、全身化学療法の適応になります。全身化学療法は抗がん剤を点滴静脈または内服で全身投与することにより、予後の改善や症状の緩和を目的とする治療法です。全身化学療法の中でも、近年は特に分子標的薬の治療成績は向上してきていますが、現時点では全身化学療法だけで肺がんを根治することは不可能です。当科では、適切な症例に適切な分子標的治療薬を用いるために、積極的に再生検を行っております。さらに肺がんの診断は臨床研究検査科と連携して、EGFR遺伝子変異、ALK遺伝子、KRAS遺伝子変異、BRAF変異遺伝子、ROS1融合遺伝子、RET融合遺伝子、BIM遺伝子多型、Her2異常などの分子病理診断を積極的に取り入れております。また、肺がんに関する様々な研究グループの臨床試験に積極的に参加することによって、最先端の治療を行い、肺がんの治療成績を向上させることを心がけております。ショートハイドレーション法によるシスプラチン併用化学療法も導入しておりますので、外来治療に移行が可能な方には積極的に外来化学療法を推奨しております。また、外科治療、放射線治療、緩和的治療などの集学的治療が必要な肺がん症例は、他の診療科と密に連携して、治療を行っております。

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